白いフーディを着てMacBookでコードを書く黒猫Mizoi

Sakana Namazuは日本語特化のLLM API。料金と特徴

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公式Sakana Namazuロゴ、魚群から形づくられる大きなナマズ、それを見上げる白いフードの黒猫を描いたイラスト
カバー内の公式素材:

Sakana Namazuは日本語のためのLLM API

Sakana Namazuは、Sakana AIが2026年8月3日に提供を開始したLLM APIです。Sakana Chatで提供してきたモデルを更新してAPI化したもので、日本語と日本の業務文脈への適合を掲げています。

ベースはMoonshot AIのオープンモデルKimi K2.6です。Sakana AIは社内独自データで追加学習し、敬語、商習慣、日本固有の文脈への対応に加え、不要な応答回避や出力の偏りを抑える調整を行ったと説明しています。Web検索とコード実行も組み込みツールとして利用できます。

公式ページは、ベースのKimi K2.6との比較ベンチマークを公開しています。掲載された6指標すべてでNamazuが上回り、特にTranslation(47.80%→52.20%)とFairPoliticsQA(34.10%→56.30%)の伸びが大きいとしています。

Kimi K2.6とSakana Namazuの公式ベンチマーク比較。AIME26、MMLU-Pro、LiveCodeBench v6、JFBench、Translation、FairPoliticsQAの6指標を掲載
出典: Sakana Namazu 公式ページ https://sakana.ai/namazu/ (2026年8月6日(木曜日)参照)

※ 用語:LLM=大量の文章を学習し、文章の理解や生成を行う大規模言語モデル。API=外部サービスの機能をプログラムから呼び出す接続口。追加学習=ベースモデルへ新しいデータや評価を加えて特定用途に調整する工程。

料金は従量課金のみ

公式ページに記載されている価格です(トークンは100万あたり)。

項目 価格
入力 $0.95
キャッシュ済み入力 $0.15
出力 $4.00
Web検索 $7.00 / 1,000回
コード実行 $0.12 / 時間

月額費用はなく、テキスト・画像のトークン量とツール利用分が課金されます。Web検索の価格にはページ本文の取得が含まれ、コード実行はセッション保持込みです。公式の円換算は1ドル160円の参考値で、請求自体は米ドル建てとされています。個人アプリでは、まず1回の処理で入力・出力・検索がどれだけ発生するかを記録します。

※ 用語:トークンは、モデルが文章や画像を処理するときに数えるデータの単位です。

OpenAI互換APIで移行が簡単

APIはOpenAI互換です。公式のPython例では、OpenAI SDKのbase_urlhttps://api.sakana.ai/v1へ変え、SakanaのAPIキーとモデル名sakana-namazuを設定します。SDKを入れ替えずに接続先を変えられるため、既存モデルとの比較を小さく始められます。

Web検索とコード実行も同じAPIから呼び出せます。アプリ側では、ツールを許可する条件、外部へ送る情報、失敗時の再試行を決めておきます。互換APIでも、対応するすべてのパラメータが別サービスと同じとは限らないため、公式のクイックスタートを基準にします。

※ 用語:SDK=APIをアプリへ組み込むためのライブラリや道具一式。base_url=SDKがリクエストを送るAPIの接続先。

Sakana Namazuの個人開発での使いどころ

日本向けの個人アプリでは、通知文、問い合わせ返信、要約、学習用の解説など、ユーザーが直接読む場所から試すと差を確認しやすくなります。公式が挙げる強みは、敬語や日本の商習慣を踏まえた文章、Web検索を挟む多段階の調査、コード実行を使う集計です。

最初からアプリ全体を切り替える必要はありません。たとえば家計簿のレシート要約だけ、学習アプリの解説だけという単位で、普段のモデルと同じ入力を送ります。検索やコード実行が不要な処理ではツールを使わず、必要な処理だけ有効にすると費用の内訳を追えます。

※ 用語:ツール呼び出しは、モデルが検索やコード実行など外部の機能を選んで使う仕組みです。

試すときの注意点

導入前には、次の点を確認します。

  • 価格はドル建て。円換算は為替で変わるため、課金上限の設定を先に決めておく
  • Web検索は1,000回$7.00の従量課金。検索を多用する機能では回数の見積もりが必要
  • キャッシュ済み入力の適用条件と、入力データの扱いを公式ドキュメントで確認する

本番へ入れる前に、タイムアウト、空の応答、ツール失敗時の挙動も試します。モデルが自然な日本語を返しても、日付、金額、固有名詞が正しいとは限らないため、アプリ側の検証は別に必要です。

※ 用語:キャッシュ済み入力=再利用された入力部分に割安な単価が適用される料金区分。タイムアウト=一定時間内に応答がなく、処理を中止すること。

個人開発での評価方法

通知文、要約、解説文などから数十件を選び、同じプロンプトを普段のモデルとSakana Namazuへ送ります。丁寧語の自然さ、指示の守り方、日付や金額、修正せず採用できた割合、入出力トークン数を記録します。公式ベンチマークは全体傾向の資料なので、自分の入力で確かめた結果を採用判断に使います。

※ 用語:指示追従は、形式や禁止事項を含む依頼をモデルがどれだけ守れるかという観点です。

まとめ

  • Sakana Namazuは日本語・日本の商習慣に特化したLLM API
  • ベースはオープンモデルのKimi K2.6+独自の追加学習
  • 月額なしの従量課金で、Web検索・コード実行を内蔵
  • OpenAI互換で既存クライアントを流用しやすい

Sakana NamazuはKimi K2.6を土台に、日本語と日本固有の文脈へ追加学習したOpenAI互換APIです。月額費用なしで、Web検索とコード実行も必要な分だけ利用できます。まず一つの日本語機能で品質と費用を測り、公式ドキュメントでデータの扱いを確認してから範囲を広げます。

ベースモデルを公開したMoonshot AIの後続モデルは、Kimi K3の記事で整理しています。

※ 用語:OpenAI互換APIは、OpenAI向けSDKと似た呼び出し形式を利用できるAPIです。

SOURCES / 出典

本記事は以下の一次情報(公式サイト・公式ドキュメント)を確認して執筆しています。

  1. [1]
    Sakana Namazu (公式ページ)Sakana AIhttps://sakana.ai/namazu/最終参照日: 2026年8月6日(木曜日)
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    Sakana Namazu公式ロゴSakana AIhttps://sakana.ai/assets/namazu-lp/logo-sakana-namazu-colored.svg最終参照日: 2026年8月6日(木曜日)